読み手に響かせる文章の書き方ってこういうこと
読み手に『あっ、なんか行ってみたいな』って感じさせる文章
文章の書き方、勉強になりました!高知に行ってみたいっていう気持ちが強くなりました。 https://t.co/lKXEKnRU3L
— ケイタ フジサワ (@keitafujisawa) 2016年4月1日
このブログ内容、高知のダメなところを延々と書き続けるという、エイプリルフールにぴったりの文章です。こういう文章が読み手に響くものなんだなって勉強になりました。
高知の魅力を伝えるために、タイトルから高知をdisる。で、いかに都会が良いかというところをジョークで書く。うん、なんというか、響くなぁ。
勧めたいことや物を『これ、本当にいいんです!』ってストレートに伝えるよりも、『この街、本当にダメなんですよ』という視点をうまく使って、アピールする書き方は、今まで思いつかなかったなぁ。新しい材料が増えた感じです。
田舎のいいところを、あえて『ダメなポイント』として紹介する秀逸さ
田舎の食べ物って、新鮮で美味しい物ばかりですよね。それを、「この街の食材は新鮮で美味しいんです!」と紹介するのではなく
「田舎の食べ物は、新鮮すぎるし美味しいからダメだ。僕たち若者には合わない。僕たちの世代には、ジャンクフードがあっている。それを食べられるのは都会だけだ!だから都会に出たほうがいい!」
とか
「田舎なんて、のどかな田園風景ばかりでダメだ。空気も良いし、こんなんじゃ僕たちはダメになってしまう。僕たちを照らすのは、ネオン街の誘惑。太陽の光なんかじゃ生きられない。そして、自然なんで必要ないんだ。必要なのはコンクリートで固められた世界。ヒートアイランドこそが僕たちのオアシス」
とか
「田舎でのアドベンチャーなんて僕たちには無縁の世界のはずだ!僕たちの休日の過ごし方は、家にこもってネットサーフィン・ゲームだ!これこそ、僕たちの心のオアシス!」
など、読めば読むほどに、高知の魅力に引き込まれていく内容でした。
事実を逆手にとって、「良い物をダメ」「ダメな物ほど良い」という視点から情報を発信する方法は斬新だなと思いました。
読み手が興味を引く方法を考えることが面白さにつながる
ただ、事実を発信するだけでは、おもしろくない。事実なんてネットで調べればいくらでも出てきますからね。文章の書き手として大切なのは、「読んで切れている人がどういう反応をするか考える」ことなのかなと思いました。
でも、それもいくら考えても、やっぱり書かなきゃうまくならない。練習として、まずは量をこなすことが大事なんだなっていうのも再確認です。
うーん、このブログ、何度見てもやっぱり面白いな。