ケイタのしゃべり場

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言いたいことを書き連ねるブログ。

話している人を見よう

小学生でも知っているルール

話を聞くときは、話している人を見る。これは、小学生でも知っていることです。学校で言われますからね。なので、小学生でも守れるルールです。『人が話しているときは相手を見る』というより、『何かが発信されているときは、その発信先を見る』というほうが正しい言い方かもしれません。

例えば、テレビや映画。映像を見ないでテレビ流しっぱなしということはあまりないですよね。テレビに集中しますよね。あとは、音楽のライブに行ったときとか。そのアーティストが歌っている姿、話している姿に集中しますよね。

僕たちはその情報の発信先に興味を持ち、その発信先を見ながら情報をつかもうとするのが基本です。

わかってても守れないのはなぜ?

なのに。人間年を重ねると、なぜか人の話を聞くときに相手を見なくなってしまうことがあるようです。

それは、どんなときに起こるのか。そして、それによって受けてはどんな気持ちになるのか。それを考えてみましょう。

こんな経験はありませんか?

あなたは、仕事中にどうしてもわからない、自分では解決できないことがありました。上司に相談にいったところ、上司は自分の仕事をしながらあなたの質問に答えます。

「この期間限定のメニューの案件なんですけど、メニュー開始期日まであと1ヶ月です。ただ、思ったより進んでおらず、間に合わない可能性が出てきました。メニュー表のデザインがなかなか決まらないようです。どうするのが良いでしょうか?」

「あーそうなの。その作業工程で無駄なところはない?デザインってことだけど、どんなところで行き詰まってるの?」

普通に、よくあるやり取りですが、実はこの上司、自分のパソコンで仕事をしながら話を聞いているます。上司の視線はパソコンに注がれている状態です。相談に来た部下には一切視線がいきません。

このとき、部下はどんな気持ちでしょうか?

この人、話聞いてるのかな?

これは、僕が社会人駆け出しのときに実際にあったことです。そのとき僕が感じたのは、「この人、僕の話を聞いてくれていないな。きっと、今の話をあとでもう一度しても『そんな話聞いてないって言われるだろうな…。もしかしたら、『なんで早く言わなかったんだ!』って怒られるかもしれないな」

そう感じ、違う先輩社員・他部門の責任者に話をしにいったことがあります。案の定、この上司は僕の話を覚えていませんでした。他の人に相談にいってよかったなって思った記憶があります。

これって、すごく大事なことですよね。話しているとき、目が合わなかったり自分のやっていることの手を止めずに流れで相槌などを打たれると、コニュニケーションが取れていないように感じてしまいます。

僕の出した例は、仕事ですが、これが家庭で起こっていることだったら?

警告:家庭崩壊につながる恐れあり

家で奥さんが旦那さんに話をしている。

「今日ね、こんな話を聞いて。田中さんの家は車を買い替えたらしいわよ。それも、何とかローンっていうのがあってかなり安く買えるらしいの」とか「今日、悠介の学校の先生から連絡があって、学校で友達とケンカしたらしいの」という話がっても、

「ふーん。そうなんだ」という相槌のみ。視線はテレビに向いている。

これでは、話を聞いてもらえない。自分はかまってもらえていない。と奥さんも感じちゃいますよね。夫婦生活にヒビが入りそうです。

子供が学校から帰ってきて、「お母さん、今日ね、僕学校で二重跳びができるようになったよ!」なんて話があったときに、

「そうなの。よかったわね」とテレにを見ながら返答する。これじゃ子供は「話聞いてもらえない…」って寂しくなっちゃいますよね。親子関係にヒビが入りそうです。

結果、大事なことも言わなくなっちゃうんですよね。もったいない。せっかくの家族なのに。崩壊していく…。

幸せな家庭は…

幸せな家族は、話を聞くときに笑顔で子供や奥さんの話を聞いています。もし、テレビを見ていたとしても。テレビを見たいと思っても、それでも、話し手に顔を向ける。耳を傾ける。そして、頷きながら話を聞く。

「うんうん、二重跳びができるようになったんだ!すごいね!今までできなかったことができるようになると嬉しいよね。お母さんも自分のことのように嬉しいな!頑張ったね!」

これを子供に向けて笑顔で言えるだけで、全然違います。子供も話を聞いてもらえるし、これからも「話したい!」と思います。

旦那さんも、仕事から帰ってきて疲れていると思います。でもテレビを消して、王さんの言葉に耳を傾ける。それだけで、奥さんの気持ちも違います。

これが、人と付き合っていく上で大事なことです。

話を聞くときは相手を見ること。ここに、人生の大事なことがたくさん詰まってるよ。