ケイタのしゃべり場

ケイタのしゃべり場

言いたいことを書き連ねるブログ。

言われたことをそのまま受け入れるな

言われたことに対して反応してる?

「会社の方針で、来年度から学習塾の新規事業を始めるから、その業界のここ20年の動向を調べてまとめておいて」という仕事の依頼をされたとします。このときにあなたがとるべき行動とはなんでしょうか?

「はい。わかりました」

と答えて調べ始めますか?たぶん、僕の経験上ほとんどの人がそう答えます。そして、上司に進捗確認をされたときに終わってなくて、「まだ終わってないの?困るんだけど。間に合わないよ」と言われ、途中経過を見せると「いや、こういうことじゃないんだよね」と言われて結局やり直し…なんてことも。

原因はなんだったんでしょうか?

結構、このケース多いんですよね。まぁ、上司も説明足らずなのは否めないですが。上司も仕事を頼むときに一から全部話すということはしてくれません。これが現実です。

そのときにあなたがすべきことは、

  • 「いつまでですか?」
  • 「何のために準備するのですか?」
  • 「動向とは、何を調べればいいのですか?」

と聞くことです。そのまま受け入れてはいけません。だって、先ほどの上司の件、よく考えてください。「いつまでに・何をすればいいのか」まったくわかりませんよね。そこに気づいて聞くことです。

ちゃんと聞くことで、

  • 「4日後までに一度完成させて」(期限)
  • 「来週の会議の資料で使うから」(目的)
  • 「集客と売り上げの推移が知りたい」(何を調査すればいいか)
  • 「どういう地域で成功していてどういう地域だとうまくいっていないか」(戦略)
  • 「大学生の講師を集めたいから、どの地域に学生が多いか知りたい」(戦略)
  • 「顧客が何を求めているか」(顧客のニーズ・ウォンツ)

など、具体的に何をすればいいかがわかるわけです。

具体的な用途がわかれば、行動が変わる

それがわかれば、期限までに会議で使用できる状態のレポートを組み立てられるわけです。「プレゼンで使いやすいようにパワーポイントで資料作成しよう」とか、大学に通学している学生の実家・ひとりぐらしの比率を調べて、そして、ひとりぐらしの場合は、どの地域に住んでいるのか調べられるわけです。そして、各地域の子供の人数を調べてまとめられるわけです。

そこまで作り上げられれば、会議でもスムーズに出店先が決まりますし、物件の下見などもしやすくなります。ここまでやってはじめて仕事です。

聞くことはあなたの権利

でも、上司の中には、「そんなの聞いてどうするの?とりあえずやってよ」と言われる場合もあると思います。でも、「聞くことで背景がわかれば、より良いものが作成できると思いました。」と言えばいいわけです。しつこく聞くのはNGですが。(もちろん、「コピーしておいて」という依頼に「何のために」と聞いたりするのはナンセンスですけどね…)

こうした『なんで?』を繰り返すことで、良いものを作ろうとする姿勢が大事です。まずは、背景を知ること。目的がわかれば、準備の仕方も変わります。ぜひ、「なんで?」を繰り返しながら、いい仕事をしてください!