ケイタのしゃべり場

ケイタのしゃべり場

言いたいことを書き連ねるブログ。

『口は悪いけど模範解答』と賞賛されている薬物の断り方が危険すぎる

口は悪いけど模範解答!?小6の妹が考えた「薬物の上手な断り方」が最高すぎる

この記事では小学生が薬物を勧められたときの断り方に関して書かれています。そして、その内容を『模範解答』と賞賛する声が上がっています。

この内容をみて、「本当に模範解答?」と疑問、いや危険すら感じてしまったので。

ひとつのネタとしては面白いし、僕も笑わせもらいましたが。うん、『珍解答』とか『強気さがいいね』とかの域だと全然構わない内容です。とても面白い。

でも、これが『模範解答』となるのは、ちょっとなー。

こちらが、そのツイッター

 

現在話題になっているのはツイッターユーザーのäoi☺︎(‎@ao0215surf)さんが投稿したこの一連の画像。4コマ漫画仕立てになっていて、”薬物の上手な断り方”について考えるという趣旨で渡されたプリントのようです。
お決まりの誘い文句を謳い、突如現れた男性に不信感を募らせる女の子。 しかし、それとは裏腹に男性は終始にこやかな表情で女の子に接しています。
女の子を安心させるために「ビタミン剤と同じだよ」「みんな飲んでいるよ」などと、笑顔で続ける男性。今、もしかすると女の子の目には、この男性が「優しいおじさん」として映っているのかもしれません…。 このような状況に陥ってしまった場合、女の子はどのように違法薬物を断ることができるのでしょうか?
”キッ”と眉毛をつり上げたこの女の子。 「いや どうみたってこんなスリムで超絶美人の女の子に きったねえ大人の男が話しかけるのは怪しいだろ」 「この社会のクズめ、死んでわびろや!」と吐き捨て、その場を立ち去ってしまいました…。 この投稿者の妹(小6)の考えた、薬物の上手な断り方は多くのユーザーによってリツイートされ「やばいうける」「天才、最高すぎる!」などの声が相次いでいるようです。

これこそ模範解答 と賞賛する声

プリントによって出題された”上手な断り方”。しかし、こういった場合は「上手に」断る以上に「はっきり」と断るべきとの声もあがっているみたい。 その点、口の悪さこそ否めないものの「はっきり」と断っている彼女の対応には「超模範解答」「参考にしよう」など、賛同の声も少なくないようです。
小学生でありながら、大人が脱帽せざるを得ないほどのハイセンスをもつ投稿者の妹。もしかすると、こういった子が将来大物になるのかもしれません。
私達も今後、違法薬物に誘われることがあった際は、彼女に見習って「はっきり」と断るようにしなければいけませんね。

 

本当に模範解答?出題者がなぜ『上手に』と設問したのかの意図

と、このサイトでは

私達も今後、違法薬物に誘われることがあった際は、彼女に見習って「はっきり」と断るようにしなければいけませんね。
と締めくくっていますが、この危険性を考えているのかな? もし、小学生が、この内容を真似して、はっきりと断ったらどうなるだろうか。相手は大人です。しかも、薬物をさばく大人です。普通の人じゃないですよね? 小学生をさらっていくなんて、至極簡単なことです。はっきりと断ることでその後に起こる危険は容易に想像できます。友達に勧められているのをはっきりと断るのとは勝手が違いますよね。 ということは、ここでの問題文の趣旨として正しいのは、波風立てずに『上手に』断り、その場を去ることです。 そのことを理解しているのかなぁって。 日本の13歳未満の犯罪に巻き込まれている件数ってどれくらいか知っていますか?
13歳未満の子供に対する刑法犯の認知件数が2013年、増加に転じた。「平成26年警察白書」によると、その数は04年以降、減少傾向にあって、同年の3万7054件から12年には2万5612件にまで落ちてきていた。しかし、13年は、何と、前年比で1327件も増え、2万6939件になってしまった。しかも、子供への強制わいせつ犯罪が目立って増えており、逮捕・監禁と略取・誘拐は合わせて103件にも上っている。小さな子供たちが危ない。
この状況で、なお犯罪に巻き込まれる可能性を増やすのはどうかと。ぜひ学校の先生は、『はっきり』断る方法とは別に、大人の危険性と『上手に』断ってその場を切り抜ける方法、両方教えて下さい。