ケイタのしゃべり場

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言いたいことを書き連ねるブログ。

本は速読するな!

速読が悪いわけじゃない

決して速読が悪いわけではありません。人には人の読書スピードがあります。読むのが早い人もいればゆっくりな人もいますよね。なので、速読が悪いわけではありません。

それでも、あえて言いましょう。『速読はするな!』と。

岩瀬さんは著書の中で、 「読書は著者との対話である」 と書いています。

これは、ライフネット生命会長の出口さんの言葉のようですが、僕も同じ考えです。本を読むという行為は、本を書いた人との対話です。本に書いてある内容を把握・理解しながら進める必要があります。

時にはマーカーでチェックをしたり、メモを取りながら読み進めます。 なので、1冊を読み終えるのに時間がかかります。

本を読む目的は何?

そもそも、本を読む目的は『本に書いてある知識やノウハウを自分自身に生かすこと』です。

本の内容を自分自身の仕事や生活にうまく取り入れるために読書をしているのです。

この目的が曖昧だと、自分にとって何が必要か見えなくなってしまいます。「とりあえず、本でも読もうかな」なんて考えにいたってしまうのです。

これ、本当に無駄。本だってただじゃないし、時間だって有限です。自分に必要のない読書はすべきじゃない。

あと、「たくさん読書してます」アピールのために本を読む人。これも無駄です。とりあえずたくさん呼んでるアピールのために、無駄に速読する。結果、『本を読んだ』という事実は残りますが、本の内容は覚えてない。これ、本当に無駄です。 本だってお金か買ってるんだし、時間だってかかってるんだし、本当に本を読んで勉強するつもりならじっくり向き合わなきゃいけませんよね。

自分の目的から考えよう

ただ、人によっては、多少表面でもいいからたくさんの本に触れないといけない場合もあります。書評を書いたり、お薦めの本を紹介する仕事をしているならば、たくさんの本に目を通さなければいけません。

それなら、まずは速読で一気に目を通す。その後、気になった本を再度じっくり読む。

この流れをとればいいわけです。効率的ですね。

ブロガーの人は、自分の文章力向上とか自分の伝えたいジャンルの知識の増強とか、本から得られる情報も多いのでたくさんの書籍に目を通しますよね。まずは、速読。その後ゆっくりでいいのです。

実際、つまんない本に時間をかけるのももったいないですし。つまらない・必要ないって感覚は人それぞれですからね。

ただ読むだけで終わらないようにね

速読屋になってたくさん本を読んでも、何も残りませんよ。速読とじっくり読むこと、うまくつかいわけられる社会人を目指してください。 岩瀬さんは、『5冊の速読より1冊の熟読』と言っていますが、僕は『5冊速読した後に、必要な1冊を熟読』すべきだと。

で、読み終えたら、なんでもいい。読んで思ったこと、気付いたこと、感想をカタチに残すことが大事です。頭の中で思ったことは忘れます。必ず書き出すなりなんなり、PCのメモでもいいと思いますし、アマゾンのレビューに感想書き込むでもいい。必ずアウトプットしましょう。

このアプトプットは、仕事で言う『復習』の部分です。本から何を学んだか、明確にしておきましょう。

ただ、1冊の本から何十も何百も学びを得ようとする必要はありません。片手で収まるくらいの気付きで大丈夫。その気付きを生活の中で生かしていくことが大事です。

「えっ、5つとかじゃ少なくない?」

と思ったあなた。1冊で5つですよ。100冊読んだら500個にもなります。それを生活の中で生かすんですから、実は結構な学びなんです。

特に社会人経験が浅い型は、日々覚えることもたくさんあると思いますので、少しずつ学んでいきましょう。無理にストレッチをきかせても、逆効果ですからね。

ちなみに僕は『1冊から1つの大きな学び』という考え方です。

はじめは無理せず、じっくりいきましょう!