ケイタのしゃべり場

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言いたいことを書き連ねるブログ。

一般的な企業で仕事するなら『根回し』は必須

仕事を円滑に回すために『根回し』しろ!

根回しは、仕事を円滑に進めるためにとても重要です。

ここで言う『根回し』とは、みなさんが思い浮かべる『賄賂』ということではありません。企画を通すにあたり、近しい人や決定権がある人に、事前に話を通しておき、改善案などをあげてもらうことです。

一般的に会議での議論に対して決定を下すまでには、いくつかの流れがあります。

  1. 情報の共有
  2. 論点の頭出し
  3. 論点に対する参加者の考えをまとめる
  4. 議論
  5. 結論

一度の会議で、この内容全てを行うのは無理がありますよね。それに、この会議はまだ部門内のものかもしれません。この後、部門長会議、そして役員会議と議題が進みます。

そもそも、僕はこの決定までの行程がすごくストレスです。決定までに企画段階の熱が冷めます。成功させるための会議が、途中から『企画を通すための会議』にすり替わりますからね。この話はまた違うところで。

話を戻します。会議では全てをじっくりと検討する時間はないわけです。なので、事前に根回しが必要となります。『根回し』自体は会社員だろうとフリーアンスだろうと必要性は変わらないかもしれませんね。

『根回し』とは?

では、根回しとは、どういうことをするのか話していきましょう。

会議での最重要項目は、『議論』と『決定』です。ここに時間を割きたいわけですね。だったら、それ以外の行程を事前に終わらせてしまおう。

これが『根回し』です。

会議前に、参加者に、

「今回の会議では、◯◯の開発についての議論と決定を行いたいと考えています」

と事前に共有しておきます。

そこで、

「こういった論点で話がしたいんです」

と伝えておきましょう。

「何か、この点に関して考えはありますか?」

と、一言でもいいので意見を仰ぎましょう。

そうすることで、事前に内容に関してフィードバックをもらうことができますよね。会議でいきなり発表して、

「この開発だと、日数がかかりすぎる。予定通りいかないんじゃないか?」

「この開発商品じゃ売れないんじゃないの?」

という意見に、『言葉が詰まる』ということがなくなります。事前に話を聞いているので、対応策も伝えられるのです。事前に類似商品の販売データも集めておくことができるわけです。これ、やっておかないと会議自体が無駄になってしまうし、またやり直しになります。

ただでさえ、会社は何度も『承認』を通さなきゃ決定しない煩わしい組織なのに、さらに煩わしくなるわけです。事前い準備できるなら根回ししておきましょうよ。

『根回し』しておくと共作者意識も芽生えさせられるよ

これも重要。会議前に、いろいろな人に話を聞き、フィードバックをもらい、それを取り入れた意見をもう一度ぶつけてみる。すると、どうでしょう?相手は、『一緒に作り上げてきたもの』という共作の意識が芽生えるんです。これも『根回し』したからこそ。

一緒に作ったものをないがしろにする人はいませんよね。少なくとも情は生まれます。こうして、会議でも話が通りやすくなるのです。

結果、話が通るまでの時間はかなり短縮されます。

進めたい仕事が目の前にあるのに、なかなか進まないのは嫌ですよね。だったら、『根回し』を進んでしましょう。

岩瀬さんは、「根回しという言葉に抵抗があるなら 事前準備・予習 という言葉に置き換えて考えてみましょう」と書いていましたが、『根回し』という言葉を抵抗なく使えるようになって初めて一人前です。

煩わしいミーティング・会議を何度も繰り返して消耗するなら、事前の『根回し』に力を入れましょう!