『あなたの記憶に残りたい…』と思っている人に向けた話
記憶に残る人ってどんな人?
まずは、こちらをご覧ください。
電話対応テンパリすぎて「恐れ入り申すが」とか「承知いたしまする」とか崩壊した敬語を連発しまくってたら今日ついにお客様から「あの武士の子いる?」って電話かかってきたでござる切腹したい。hachiko_sh dandori
— thubuyaking (@tubuyakking371) 2016年4月4日
意図していないセルフブランディング。使い方次第でファンが増えますね。どんな形にせよ覚えてもらうことが大事。 これから、この方のお客さんは時代劇を見るたびに思い出してくれますね。 ある意味、大成功! https://t.co/ffdkZUtGSq — ケイタ フジサワ (@keitafujisawa) 2016年4月4日
記憶に残るとは、簡単に言うとこういうことです。『セルフブランディング』これさえうまくいけば、あなたは意中の人の記憶に残ります。間違いなく。
ただ、このツイートをした方は、もしかしたら意図していないセルフブランディングをしてしまったのかもしれません。本来のあるべき姿かどうかは判断できません。でも、記憶に残るということはこういうことです。
相手がいて、相手の思考があって、相手の脳内変換で記憶付けられる。なので、意図しなければ、その人の感じたイメージで記憶に残ります。
このツイートの場合、繰り返し続けてしまった武士言葉が相手の印象に強く残ったわけです。他の人とは違う電話応対。強く記憶に残りますよね。
相手の記憶に残るには、『強い印象』が必要です。「他の人とは違うな」と思ってもらって初めて記憶に残るのです。
そして、こちらが意図すれば、相手には自分の思い通りの印象を強く残すことができます。例えば、僕だったら「ケイタは塾通いを否定している人」という印象だったり、「家で勉強しろってうるさい人」、「家族の時間を大事にする人」といったところですね。その印象が強ければ強いほど記憶に残りやすいのです。
もちろん、人によって「良い印象」(僕だと家族思い)、「悪い印象」(塾批判者)といったように受け取り方は変わります。でもこれは、不特定多数の人が見ているメディアだからこそ起きます。僕は、
「家で過ごす家族の時間を大切にしたいけど、勉強もさせないといけないし…」
と悩んでいる保護者の方へ、『家庭学習』を提案・発信しているので、「家族思い」と感じてくれる人の記憶に残ってもらって、「ふと思い出して資料請求してみたら、結構よかった」となってもらえればいいわけです。そういった意味で、セルフブランディングは着々と進んでいます。
でも、『特定された人の記憶に残る』というところだけ引き抜けば、実はゼルフブランディングは難しいことではありません。
「でも、セルフブランディングってどうすればいいの?」
という方。実際の方法をみてみましょう。(そんなのわかってるよ という方はごめんなさい)
あなたはどんな人ですか?思い浮かべてください
では、まず自分を知りましょう。セルフブランディングする上で自分を知らないというのは致命的です。目をつぶって、自分はどんな人なのか思い浮かべてください。
好きなこと、休みの日の過ごし方、好きな音楽、好きな本、好きなマンガ、好きな食べ物…。なんでもいいです。思いつくだけ挙げてみてください。
思い浮かべましたか?
では、それを書き出してみましょう。まずは、箇条書きで構いません。
書き出しましたか?
では、その内容ひとつひとつに理由をつけてみましょう。「なんで?」ってやつですね。すぐに理由が出てくるものは、そのまま書き出してもらってOKです。
理由が出てこないものもあるかもしれません。その項目は、後付けで構いませんので、理由をつけてみましょう。多少こじつけでもいいと思います。「たぶん、こうだから好きなんだな」っていうレベルでOKです。
できましたか?
では、続けてその内容に『エピソード』をつけてみましょう。
例えば、僕は「たこ焼き」が好きです。なぜかと言うと「カリカリしていて中身はトロトロ。タコのかみごたえと弾力が好き。アツアツで口の中が火傷しそうなときに流し込むビールもまた格別」だからです。
エピソードをつけると、「夏祭りで食べるたこ焼きとビールは格別に美味い。祭りで食べたたこ焼きはテキ屋のたこ焼きとは思えないほどカリカリトロトロで感動した。一緒に祭りにいった友達もたこ焼きに満足してくれて、楽しかったなー」って感じですかね。
なぜ、エピソードをつけたのでしょうか?
実は、ここで「ビール」と「祭り」という新しいワードが現れます。実はたこ焼きが好きになったきっかけは『祭り』と『ビール』だったことに気付きます。そして、友達と一緒だったというのも強く記憶に残っているんですね。
これで、「たこ焼き」の話から「祭り」「ビール」「誰かと一緒の経験をするのが好き」というところまで自分が広がりました。
この書き出した内容をもとにセルフブランディングしていきます。
あなたが『記憶に残って欲しい』と願う人は誰ですか?思い浮かべてください
では、次に「あなたの記憶を残したい人を思い浮かべてください。
それは、
仕事仲間ですか?
取引先の方ですか?
お店のお客様ですか?
好きな人ですか?
上記に挙げた例は、状況は違えど、きっとあなたにとって大切な人だと思います。本質的には変わりはないと思います。
思い浮かべただけで、笑顔になった人もいるのではないでしょうか?
それと同時に、自分の想いが伝わらないことあ悲しくなった人もいるかもしれません。
でも大丈夫。セルフブランディングで上手に「良い印象」で記憶に残しちゃいましょう!
※ちなみに、ここで断っておくと、すべての人の記憶に残るというのはなかなか難しい。世界を取り巻くスーパースターならまだしも、万人の記憶に残るというのは難関です。
その人はどんな人ですか?趣味、好きな食べ物、休みの日の過ごし方、思い浮かべてください
では、早速その人はどんな人なのか思い浮かべてみましょう。これも思いつく限り挙げてみてください。
思い浮かべましたか?
では、書き出してみましょう。先ほど自分のことでやったように、
好きなこと、休みの日の過ごし方、趣味…など思いつくままに書き出します。
書けましたか?
では、理由を書いてみましょう。もし、その人に直接聞いたことのあるエピソードがあるなら、それも一緒に書き出してみてください。
その人の嗜好とあなた、共通するところはどこですか?
それでは、あなたとその人の共通点を探してみましょう。
共通点はありましたか?
もし、ないということでしたら、こじつけでもいいので探してみてください。
もしくは、その人の嗜好であなたが興味があることを探してみてください。
ありましたね?
あなたが、「記憶に残って欲しい」と思っている相手です。あなた自身がその人に興味があります。
ということは、必ず共通点はあるはずです。そうでなければ、あなたはその人の記憶に残りたいと思わないはずですからね。
その共通点をうまく使って、その人と接すればいいわけです。相手にとって興味があることなわけですから、確実にその人も話をしてくれます。
「なんか、同じ趣味の共通点があったなー」と記憶に残ります。
相手の思考に泡瀬てセルフブランディングをすればいいのです。
ここでの注意点は『相手に合わせる』のではなく、『初めからこういう人間』というのをブランディングすることが重要というところですね。合わせるのは、ボロが出ますからね。共通点をブラッシュアップしてください。
極めましょう しつこいくらいに
ここまでの内容だと、
「そんなのとっくにやってるよ!」
「それやってもうまくいかないから、藁にもすがる気持ちで読んでるんだよ!」
という声が聞こえてきそうですね。
そりゃそうですよね。ほとんどの人がここまでやってます。感覚的に。
でも、書き出したことってありましたか?
たぶん、ほとんどの人がないんじゃないかなって思います。ここがポイント。書き出すことで自分と相手の共通点がより具体的にわかったはず。今までの「なんとなく聞いた趣味についての話」とは違った深い話と準備ができるはずです。
そして、『極め』てください。徹底的に。
例えば、僕と相手の共通点が「たこ焼き」だったとしましょう。
たこ焼きが好き、という話で大阪の話になるかもしれません。美味しいお店の話になるかもしれません。その時に、
「今までお祭りに行って一番美味しかったのは、あそこの祭りのたこ焼きですね。味は大阪の◯◯っていうお店に近かったかな。行ったことあります?」
って具体的に話せるかどうか。そして、
「その大阪のお店の近くに、◯◯っていうライブハウスがあるんですけど、そこにこないだ植田真梨恵さんがでてたんですよ!」(実は、相手も植田真梨恵が好き)
といったように、情報をどんどん結びつける。
これが、「より具体的なエピソードを交えて書き出す」理由です。
ここまでくれば、相手も
「この人、趣味も合うし、自分が知らないことも色々知ってるな。この人に聞けばなんでもわかるかも」
と思ってもらえます。
『なんでも知ってる情報通』というセルフブランディングの完成です。
あとは、
「こないだ言ってた話のことなんだけど…」
と相手が聞いてきたら
「案内しますよ!」
って返す。
はい、『情報通で優しい人。この人は頼れる人』
の完成です。
あとは、これを徹底的につなげて、極めていくだけです。
最後は、
『この人がいないと、困る。自分の人生の重要な部分を占めている人』
となれば終了です。好きな人だったら、ここまでくれば間違いなく記憶に残るし、付き合えますね。
さぁ、書き出したメモを読み返してください。そして、セルフブランディングをうまく使って良い人生を!
もしよかったら、この本も読んでみてください。あなたの『なりたい自分像』に近づけるかもしれません。