ケイタのしゃべり場

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言いたいことを書き連ねるブログ。

暗くなる前に家へ帰ろう

危険な世の中だ

いくら世の中が便利になっても、それでもなくならないもの。それは『危険』です。むしろ、便利な世の中になったからこそ、昔よりも『危険』なことは増えているかもしれません。

小さなお子様を持つ保護者の方は、夜遅くまで子供が帰ってこなければ不安になるでしょう。行き先と帰る時間を伝えて出かけていたとしても、それでも不安になるものです。

日本の誘拐事件って、年間それくらい起きているか知っていますか?

日本の子供がらみの犯罪って、年間それくらい起きているか知っていますか?

子供がらみの犯罪件数は、増加に転じている

13歳未満の子供に対する刑法犯の認知件数が2013年、増加に転じた。「平成26年警察白書」によると、その数は04年以降、減少傾向にあって、同年の3万7054件から12年には2万5612件にまで落ちてきていた。しかし、13年は、何と、前年比で1327件も増え、2万6939件になってしまった。しかも、子供への強制わいせつ犯罪が目立って増えており、逮捕・監禁と略取・誘拐は合わせて103件にも上っている。小さな子供たちが危ない。

2013年の13歳未満の子供に対する犯罪の件数は、27000件にもなります。これだけを聞くと、「うちの子は大丈夫」と思うかもしれません。でも、本当に大丈夫でしょうか?

日本の人口は1億3000万人。そのうちの27000件ですから、確率から言えば、1/4800の確率です。宝くじ買うよりも高いですよ。ちなみに、15歳未満の人口が1800万人ですから、ここだけで見ると確率は1/670にもなります。

これって、かなり確率高くないですか?670人に1人は犯罪にあっているこの状況。1中学の生徒数がだいたい550〜650人ということを考えると、1中学にひとりは犯罪にあっているという計算です。

子供を狙った犯罪が起こりやすい時間帯は?

発生時間:午後2時から午後6時頃に多発しています。下校時から夕食時までの間です。最近は朝の登校時の被害も増加してきています。季節は7月~10月が多いです。

極力、子供一人にならないように何人かの集団で行動することが大事です。そして、寄り道せずにまっすぐ帰ることが大事です。夜遅くならないようにしないと危険です。

どんな時に起こりやすいの?

実際、スーパーや公園でトイレに行ったほんの3分の間に連れ去られた、あるいは犬の散歩に行った子どもが連れ去られたなど、自宅から離れていない、普段から足を運ぶ安全と考えていたエリアで被害にあった例もある。
先日の奈良県の事件では、小6の女児がリサイクルショップの屋外トイレに行く際に、犯人に襲われています。何人か悲鳴を聞いた声もありましたが、直接犯人を見たものはいませんでした。

しかし、当時不審な紺の車があったことから、犯人に目星をつけ、車の中に監禁されていた女の子を保護。26歳の男が逮捕されています。
こちらは岡山県倉敷市で、小5の女児が犯人宅に監禁された事件。凶器で脅されたため、女の子は何の抵抗もできなかったのだとか。

犯人逮捕は、大量のお菓子を購入していることと、不審車の情報から警察が目星をつけ、犯人宅を尋ねたところ、少女発見につながったそうです。
神奈川県相模原市では、小5の女児が犬の散歩中に行方不明に…。犬だけは家に戻り、女の子のみが誘拐されました。ナイフで脅し、無理やり車に押し込んだのだとか…。

事件解決は、事件発生から4日後、女の子が監禁されていた部屋から抜けだしたのか、駐在所へ駆け込み、自ら電話することで事件が解決。この事件では、30歳の会社員男性が逮捕されています。
2014年9月には、市原市内で、帰宅した小学6年生の男児が、後ろからついてきた男に玄関から無理やり連れ去られる事件が発生。

男の子は近くの公園で顔を殴られ、首を絞められる。死んだふりをして隙をみて逃げ、自力で自宅に戻りました。近所に住む男が逮捕されています。
多くの場合、わいせつ目的で犯行に及んでおり、女児だけではなく、男児が被害にあった事件もたびたび報じられているのが気がかりです

これだけ世の中には『危険』がいっぱいある

どれだけ気をつけていても、それでも防ぎきれない事件はたくさんあったのではないかと思います。気をつけていたとしても、です。

なのに、わざわざ自分から暗くなっても家に帰らない なんて状況を作ったら、それだけ危険度は増すのです。

子供は、それでもなかなかピンとこないもの。周りの大人が、「はやく帰る!」と声をそろえて子供たちに言える環境、コミュニティーを作る必要がありますね。