つべこべ言わすにアポをとれ
岩瀬さんの言葉に学ぼう
岩瀬さんは、こんな例を挙げてくれています。これは、仕事をする上で非常に重要な一例なので、読んだ後自分の行動を振り返る良い材料となります。
これで今夜のおかずは完成だ。さあ、食べよう!と思ったら、炊飯器のスイッチを入れていなかった。どうしよう…。 料理の手際がいい人は、こんな失敗はしないでしょう。米を研ぎ、炊飯器のスイッチを入れる。ご飯を炊いている間に、肉や魚の下ごしらえをして、野菜を適当な大きさに刻み調理に取り掛かる。おかずのできることには、ちょうどご飯が炊けている。料理の完成から逆算して、時間のかかる下ごしらえから先につけるのが普通です。 仕事も同じです。時間のかかるものから先に仕込むことを意識してください。仕事の中で自分がコントロールできない部分があれば、作業に取り掛かる前にまずそこを埋めることを考えてください。
それがアポ取りとどう繋がってるの?
この岩瀬さんが書いて入れている一例と、タイトルの「つべこべ言わずにアポを取れ」がどういう風にリンクするのか。
仕事の中のコントロールできない部分とは何か。それは、『相手』です。取引先に新規の提案をするためのプレゼンが必要だとしましょう。
今から1ヶ月後が新規のプロジェクトの開始です。それに間に合うようにプレゼンを考えます。
となれば、失敗はできないわけです。かなり綿密にプレゼン内容を考えると思います。練りに練って、完璧なプレゼン内容ができた。さぁ、提案だ!
となったとき、取引先にアポをとろうと連絡しても、早くて2週間後…。間に合わない…。なんてことが起きたらどうでしょうか?
どれだけ綿密に内容を練って完成させても、期日に間に合わなければ、水の泡です。これが、下ごしらえの失敗というわけです。
まずはご飯を炊け!
岩瀬さんの例を使って説明すれば、プロジェクトの成功のために、かなり豪華なおかずを完成させた。でも、肝心のご飯が炊けていない…。というところです。
だったら、まずは、何は無くともご飯を炊きましょうよ。ここでいう『アポイント』がご飯です。まずは、アポイントをとること。それから期日に合わせておかずを作る。というのが大事なんです。
アポイントはこちらの都合どおりにいくことなんて滅多にありません。相手にも都合がありますから、予定していた時期よりも後にずれ込むことなんて日常茶飯事です。
まずは、プロジェクトの概要を作り、その外湯を基に先方に連絡しましょう。
「今度、弊社では、このようなプロジェクトを考えています。つきましては御社にそのご提案をしたいと考えているのですが、いつ頃ご都合がつきますでしょうか?」
まずは、何は無くともアポをとること
新人の頃は、資料もできていないのに、アポは取れない と思うかもしれませんが、まずは、アポを取ってください。そこからがスタートです。
それと、新人同士でも差がつくことがあります。
上司に「今日、10件アポを取ってこい」と言われると、7件歯科取れなかった新人と20件取れた新人が出ます。
この差はなんだと思いますか?
準備ができていないからと、アポの電話が消極的になった新人と、片っぱしから電話をかけ続けた新人との差です。
この新人、どちらが仕事ができるようになるのかは明確です。間違いなく後者です。なぜなら、このアポの機会によって詰める経験の差が歴然だからです。
7件のアポと20件のアポ。それはわかりきってますね。20件の経験の方が、のちに生きます。
そういうことです。
もう、難しいことは何も言いません。成長したいなら、つべこべ言わず、アポをとる。
これに限ります。
新人ん方は、これを意識するだけで、確実に成長スピードが違いますよ。