ケイタのしゃべり場

ケイタのしゃべり場

言いたいことを書き連ねるブログ。

社会人になる前に ~新卒へ贈る3つの原則~

春から社会人になるあなたへ

~この原則さえ守れば、かならずうまくいく~ 学生生活を終えて、社会人になるあなたへ。大変な就職活動を経て、企業の内定を勝ち取ったあなたは、これから迎える春、入社を心待ちにしていることだと思います。そして、「仕事で即戦力になる」とか「いい成績を残して出世するぞ」など希望に燃えているのではないかと思います。ただそうはいっても「入社したら何をすればいいんだろう?」って不安になっているあなたもいるのではないでしょうか? ここでは、春から新社会人になるあなたへ、『新入社員として守るべき仕事の3つの原則』を紹介します。 ちなみに、この記事の内容は 岩瀬大輔さんの『入社1年目の教科書』を基に、自分の経験・所感を含めて作成しています。

入社したて は同期との差はほとんどない

頭の良さや優秀さというのは、入社したての新人にはあまり関係がありません。頭の回転、理解力が高い、というのは多少なりともアドバンテージにはなりますが、それで評価に差は出ません。なぜなら、上司から新人にまわってくる仕事のほとんどは、頭の良さとは関係ない仕事ばかりです。新人のときは、仕事を覚えるために、資料整理であったりコピーであったり、事務系の仕事が多いです。新人にクリエイティブな仕事をいきなり任せても、成果につなげるのは難しいですからね。まずは、仕事になれるという意味で事務系の仕事が多くまわってきます。そのなかで、これから紹介する『3つの原則』をどれだけ意識してやり切れるか。それが、今後の仕事や受け取る報酬に反映されます。なので、事務作業と言っても侮れません。それでは、原則を紹介します。

原則1 頼まれたことは、必ずやりきる

これだけ聞くと、「そんなの当たり前じゃん。やるよ」という声が聞こえてきそうですが。それでも、この『当たり前』のことが出来ていない人がどれだけいることか。「さっき頼んだ作業どうなってる?」と聞くと「まだやってないです」だったり「忘れてました」って返答が返ってくるんですよ。新人のときって、そんなに仕事多くないんですけどね。いろんな事務作業を頼まれているのもわかるんですけどね。でも、「やってないです」「忘れてました」ってあなたが上司だったらどう思いますか?せめて、「今途中です。○○まではやりました」と答えてくれたらいいんですけど。 そんな中でも、頼んだことを必ずやりきる人がいます。「さっきのどうなった?」と聞く前に「先ほどの仕事ですが、終わりました!」って持ってきてくれるんですよ。まぁ、仕事の質をみると抜けていたり、足りない部分も多いんですけどね。でも、頼んだことを毎回、こちらからの確認をする前に「終わりました」って持ってきてくれる部下。あなたが上司だったらどう思いますか? ここなんですよ。いくら学生のときの成績が良くて優秀な人だったとしても、頼んだ仕事を忘れていたり、やりきれない人には仕事を任せられません。やりきってくれるかどうかわからないので。それなら、多少抜けが多くても必ずやりきってくれる人にお願いしますよね。信頼できますからね。ここで、新卒間での差が生まれます。 まずは、『何が何でもやりきる』ことを心掛けてください。

原則2 50点で構わないから早く出せ

新人社員が勘違いしていることのひとつとして『依頼された仕事は100%のもので返さなければいけない』ということがあります。まぁ、正確に言えば、それは正解なんですが。クライアントの望むものを提供するために100%のもので応えるのは当たり前のことです。ただ、新入社員の間違いは『自分に当てられた仕事も100%で返さなければいけない』と思っていることです。例えば、「来月の会議で使う資料が必要だから、作成して欲しい」という仕事があったとして、それを頼まれた社員は、完璧なものを作るために時間をかけます。時間をかけることはいいことです。でも、それをひとりでやる必要はないんですよ。ということに気付かずに、100点満点の資料を作ろうと会議ギリギリまで作る。そうして時間をかけて作成したものが、実は会議の内容とかけ離れていたら?直前だと修正する時間も残されていません。結果あまり良いものが出来ず、次からは他の人に仕事が回るようになります。もったいない。来月が会議なら、時間はたくさんあるので修正にも時間がかけられるはずなんです。まずは、50点くらいの出来上がりでも、上司に提出してみましょう。そうすればきっと「これ、全然ダメじゃん」とフィードバックされます。このフィードバックが大事なんです。なぜなら、「これは、こういう考え方で…。ここはこう直して…」と自分では思いつかない、考えられない視点からのアドバイスをもらえます。それを基に作り直せばいいのです。仕事は個人戦ではなく総力戦です。自分の出来ないことは上司が埋めてくれます。また、上司にアドバイスをもらうことで、自分の出来ることが増えます。上司の仕事は『部下の力を引き出して、より良い成果を出す』ことなのです。これを繰り返すことで、より難度の高い仕事が出来るようになるのです。 まずは、『完璧でなくても提出し、フィードバックを受ける』ことを心掛けてください。

原則3 つまらない仕事はない

単純な作業を繰り返していると、「俺はこんなつまらない仕事がしたいんじゃない。もっと自分にしかできない仕事がしたいんだ」と思う機会もあるかもしれません。でも、仕事ってあなたの感じ方・接し方ひとつで面白くも変わると思うんですよ。 例えば、会議の議事録をとる仕事を任されたとしましょう。「こんなの誰にでも出来る」と思うかもしれません。単純な作業だと思うかもしれません。会議の内容をただ書いているだけなら。ここからが重要です。『この議事録は何のために残すのか』であったり『この議事録を見る人はどんな人なのか』ということを考えるだけで、仕事の内容は変わります。会議の報告書としてまとめるのであれば、会議の内容から、要点を簡潔にまとめなおす必要があります。まとめなおすことで、会議の振り返りも出来るので、次の会議ではどんな内容を話すべきかなども考えやすくなります。会議での発言を記録するのであれば、出てきた言葉・内容・誰が話した内容か、などをより詳しく記載する必要があります。次の会議で繰り返し同じ内容を扱うのであれば、疑問点や改善案を盛り込むのも良いかもしれません。 上司の名刺整理を頼まれたとしましょう。ただ整理するだけではつまらない。せっかくなので、取引先の担当者の会社・名前を覚えながら整理してみたらどうでしょうか。今後、付き合いが出来たときに、スムーズですし、電話対応するときも、「あっ、○○さんですね」と話が出来ます。データでエクセルに入力して管理ということであれば、ただ入力していくのではなく、名前を入力するだけでリストに反映される関数を組み立ててみる、などするのも良いですね。今後同じ作業する人の時間短縮にもなります。時間短縮が出来るということは、他の仕事に時間を割けるようになるということ。これって、とても会社にとって重要なことです。大きな仕事になりましたね。 まずは、『自分の気持ち次第で仕事を楽しくする』ことを心掛けてください。

はじめの1か月はこれに集中する

この3つの原則は、そんなに難しいことではありません。社会人としての基礎です。これから先、何年・何十年と社会で生きていくうえでの基本となります。まずは1か月ここからはじめましょう。これが基礎にあれば、あとはこれから記載する細かい項目を実践することで成長に近づきます。