ケイタのしゃべり場

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言いたいことを書き連ねるブログ。

うそをつかない

人が嘘をつく時ってどんなときだろう?

って、考えてみました。

  • 友人との会話のなかで、面白おかしくネタとして嘘(冗談)をいう
  • 落ち込んでいる人を励まそうとして使う 「嘘も方便」
  • 人にいいところを見せようとして使う 「ちょい盛り嘘」

など、嘘の形も様々ですが、一番多い嘘は、「何か失敗してしまったとき」なのではないでしょうか?

言い訳のように使う嘘です。この嘘には、「自分を守る」という要素が強く根付いています。失敗を隠したい、怒られたくない、まだやっていないことが知られたくない といったときについ使ってしまう嘘です。

どんな嘘がある?

例えば、

「取引先に電話して確認してほしいってお願いした件、どうなった?」と聞かれたときに

「担当の方が、席を外していて、まだ確認が取れていません。また時間を改めて連絡します」

こういった、やりとりはよくあります。でも、実は担当の方に連絡はしていなかった。忘れていて、それを素直に言ったら怒られるんじゃないかって思ってとっさについてしまった嘘。

このやりとりだと、その後すぐに連絡して、確認して報告すれば、嘘はばれないかもしれません。でも、この類の嘘って、一度使ってしまうと、その後もつかい続けてしまう危険があります。そして、このようにその場しのぎで嘘を使うようになると、

「取引先に14:00に連絡して確認してほしいって言った案件だけど、あれ大丈夫だった?」

と上司に聞かれたときに、

「大丈夫でした。問題なく進めていいです」ととっさに行ってしまうようになるかもしれません。

その後、取引先に連絡してみると、実はその案件は現状のままでは進められず、改善が必要だったり、契約自体が白紙に戻ってしまった。 などの状況になるかもしれません。

嘘は嘘を呼ぶ

そのとき、その人は、さらに嘘に嘘を重ねるわけです。

「先ほどは大丈夫と言っていたのですが、今連絡があって、改善してほしい(契約を白紙にしてほしい)とのことです」

こうなると、さぐがにこちらも仕事を進めているので、なんでそうなったのかを直接確認します。そこで、取引先から「えっ、初めから大丈夫とは言っていないのですが…」となって事態が発覚するわけです。

初めから「すみません。連絡していませんでした。すぐに連絡します」と言っていれば、このような問題にはならなかったのに。そして、この人は間違いなく、会社・上司からの信用をなくします。

上記の例は、実際にあった例です。

どんなことがあったの?

飲食店に勤務していたときのことなのですが、

その日は、業者さんの納品がいつもより遅れていたため、「いつもなら納品がそろそろされるはずだけど、まだきていないんだよね。どういう状況なのか確認してもらっていい?」と社員に確認しました。

そのとき、「今日は、業者のトラブルがあって納品できないみたいです。納品は明日になるそうです」と社員から返事がありました。

さすがに、業者のトラブルだろうと何だろうと、食材が届かないと仕事にならないので、僕から業者に連絡をしました。すると、

「本日は、発注書が届いていなかったので、納品はありませんが…」

と返事が返ってきました。

さすがに、いやそんなはずはないだろう…と社員に確認すると、実は前日に発注するのを忘れていたのです。

それを言ったら怒られるのではないか と思いとっさに嘘をついてしまったのです。

実は、その社員は僕より年上で会社的には先輩にあたる人でした。当時僕もまだ若造でツンツンしていたので、怒られるのが嫌だという気持ちもわかります。そして、発注を任せっきりで確認していなかった僕が悪いです。

人と人は信頼で成り立っている

ただ、先に忘れたことを言ってくれれば、その場で違った対応ができたのです。実際、すぐに近くの業務用スーパーに行き、その日のものはなんとかまかなうことができました。

でも、その社員にそれからは発注を任せることはしませんでした。嘘を言われたこと、事実を隠されていたことにより、任せられないと判断したのです。

うそをつかない。それは、人が社会で生きる上で、人と関わっていく上で、最低限のマナーです。結局、人は信頼関係で動きます。それを一気に崩してしまうのがうそです。

大人も子どもも同じ。悪いことをしたら怒られるかもしれませんが、それ以上の大惨事にはなりません。

素直に、非を認めて、真実を常に伝える。

心がけていきたいですね。