前向きに考えよう
▪️失敗しても、くよくよしない
人間、生きていればうまくいかないこともたくさんあります。
大人だって子どもだって、それは同じ。
・みんなで楽しく遊んでいる時に言った何気ない一言。それで、周りの空気が一変。重い雰囲気に。
なんてこともあると思います。
・小学生生活最後の野球の試合。最後の打席で三振。そのままゲームセット。
・テニスの試合で、連続ダブルフォルト。そのままゲームセット。
・中学校の合唱コンクールで、ひとり盛大に音程を外し、 入賞できなかった。
・コンビニもバイト中、発注をミスしてしまい、大量のおにぎりがお店に納品されてしまった。
なんてこともあるでしょう。
失敗はしたくないものです。できれば、ずっと問題なく成功していたいです。そう思います。
でも、そうは言っても、人間失敗はつきものです。予期せぬ失敗はあります。
そんな時、
「失敗してしまった…。もう何もできない」
なんて考えて、縮こまってしまう。
特に子どもは 「失敗すると怒られる」 と思っています。
引きずって、くよくよしてしまったり、周りのせいにしたり、環境のせいにしたり。
くよくよする時間も大切です。
でも、失敗をそのままに、くよくよしているだけでは、また同じことが起こってしまいますよね。
失敗から立ち直り、次に生かすことが大事なのです。
▪️「ま、いっか」で終わらせない
・テニスの試合で、連続ダブルフォルトしてしまい試合に負けた。
「ま、いっか」で切り替えることも大事です。実際、くよくよ引きずるくらいなら、「ま、いっか。次々!」という考えも前向きで良いでしょう。
でも、その前に。忘れないでください。
ダブルフォルトで負けた という事実を。
この【事実】というのがとても大事です。
なぜ、失敗してしまったのか?
検証してください。
次は、どうすれば成功するのか?
考えてください。
そして、考えたことを実行してください。
また、失敗するかもしれません。
でも、前回の失敗より、結果はいいはずです。目に見える数字・結果では、悪かったとしても、確実にいい結果になっているのです。
なぜなら、『失敗から成功を導き出そうとしているから 』
もう一度、検証してください。そして、改善してください。失敗は少なくなります。小さな成功が見え始めます。
これが見えれば、大丈夫。あとは、このサイクルをぐるぐる回すだけです。
▪️失敗をほめよう
すごく大事なことです。大人にも子どもにも。
人間、失敗は嫌なものです。隠したくなります。
失敗を知られなければ、自分の中で消化できるし、恥ずかしい思いもしなくて済みます。
でも、それって幸せなことでしょうか?
えぇ、とても不幸なことなんです。
だって、失敗を成功に変えるチャンスを失うから。
世の中、たくさんの人がいます。そのたくさんの人が経験してきたことも、またたくさんあります。
自分の失敗って、他の誰かがすでに失敗していることだったりするんですよね。さらに、すでに解決済みのことだったり。
そう、失敗を伝えることで、解決策を教えてもらえることだってあるんです。
特に、子どもの失敗は、ほとんどの大人が経験していること。
「廊下走ってたら、花瓶にぶつかって割っちゃった」とか。経験あるひともおおいのではないでしょうか。
そんな時、「お前は何をやってるんだ!」って怒ったら、どうなるでしょうか?
まぁ、次からは「怒られるから失敗しても言わない」ってなりますよね。
失敗を隠すようになるんです。
確かに、悪いことをしてます。悪いことをしたら、怒られます。それは、しょうがないです。
でも、一言
「それは、いけないことだよ。でもね、良く話してくれたね。偉いよ。次、同じことをしないためにはどうすればいいかな?」
って子どもと話せたら、きっとこれからも素直に話してくれるんじゃないかな。
話してくれるから、「次はこうしょう」って話せるんじゃないかな。
きっと、そうやって育てられた子どもは、くよくよ溜め込まずに、相談して、前向きに失敗と付き合っていけるんじゃないかなって思います。
▪️失敗しても、何度でも挑戦
「好きな女の子に告白して振られちゃった」
あります。よくあります。
でもね、本当に好きなら、あきらめちゃいけないよ。いいじゃない、何度でも告白すれば。
実際、私も同じ人になんども告白しては振られ…を繰り返した経験があります。
一度ダメだったら、何がダメだったのか考える。そして、自分から変わる。
それからまた挑戦すればいいじゃない。何度でも。それだけ変わるチャンスをもらえてるんだよ。
と、世の中の子どもだけでなく、大人にも伝えたい。
もちろん、それでもダメなことだってあります。私もダメでした。1年間で5回くらい繰り返しましたが。
でも、それによって気づけたこともたくさんあります。
相手が何をされると喜んでくれるかな とか考えたり。
いいんです。失敗しても。前向きに考えて、何度でも挑戦しましょう。
子どもに伝えたい。失敗することの大切さ。
そして、失敗から成功に向かう大切さ。
まずは、世の中の大人が実践していかないといけませんね。
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親子で読みたい
素敵な一冊です。