格安SIMって本当に得なの?
巷でよく聞くようになった 格安SIM。
携帯キャリアでスマホを使うプランよりも、費用を抑えられると評判です。
CMでも広告でもよく見かけます。月980円くらいから手軽に使えるというのが売りらしいですが…
実際、格安SIMって本当に得なの? というところを検証してみました。
そもそも、格安SIMって何?
スマホでインターネットをするためには、SIMカードと呼ばれるデータカードが必要になります。
このカードがないと、スマホでインターネットをすることができません。このカードは、docomoやauでスマホを買うと、同時にスマホの中に入った状態で渡されます。
格安SIMカードとは、このように携帯会社のスマホ購入と同時に渡されるSIMカードではなく、docomoなどから回線を借りた業者がdocomoなどよりも低価格で提供しているSIMカードのことを言います。
格安SIMを使うメリットは?
LINEで通話も通信もことが足りるという方は、非常に使い勝手がいいと思います。
仕事などで電話を多用する方には向いていません。
SIMカードを選ぶ際に気をつけなければいけないことがあります。それは、SIMロックです。
SIMロックとは、契約した端末に対し他の会社のSIMカードを挿入しても制限がかかり使えない状態のことです。基本はdocomoならdocomoのSIMカード、auならauのSIMカードしか使えません。
なので、格安SIMカードを契約する場合は、スマホのキャリアに合わせたカードを買う必要があります。(SoftBankに関しては、SIMロックの解除もしくはSIMフリーのスマホを購入します。選び方は こちら をご参照ください)
格安SIMには、docomoやauの契約時での 2年縛り などがありません。ここもメリットのひとつです。縛りがあっても6ヶ月・1年くらいです。
ただし、デメリットもあります。
業者は回線の一部を間借りしている状態です。なので、通信速度が遅くなる可能性もあります。多くの方が利用する夜の時間は通信が遅くなりがちです。
また、docomoやauなどは、携帯端末代が割引になることが多いですが、格安SIMは割引がない場合がほとんどです。高価な端末を自分で購入する必要があります。とはいっても、3万円台で購入できる端末もあるので、探してみてください。
携帯キャリアのEメールが使えなくなるというデメリットもありますが、昨今はLINEなどのSNSを利用している方が多いのでそこはもうデメリットではないですね。Gmailもありますし。
実際、料金ってどれくらい得なの?
大手通信会社であるdocomoやauの場合、通信料だけでもだいたい月6000円くらいはかかります。一方、格安SIMは電話を多用しなければ、だいたい月3000円前後の通信料が基本です。
つまり、格安SIMを使うと、月々の通信料が半額程度になる計算です。
なぜ、格安SIMを使うと通信料が抑えられるのか。実は、docomoやauといった大手通信会社は設備投資にお金がかかります。しかし、格安SIMを取り扱う業者は回線を借りているため、設備投資にお金を変える必要がほとんどありません。
また、携帯電話を販売しているわけではないので、docomoやauと違い販売店を持つ必要がありません。人件費もかからないのです。
そのため、格安SIMを扱う業者は通信料を大幅に抑えることができるのです。
まとめ
電話と通信を品番に使う方には、格安SIMはあまり向かないかもしれません。通話料の負担が大きくなります。
社会人の方にはあまり向いていないかもしれません。電話用で一台ガラケー、通信用に一台格安SIMスマホ という使い方なら別ですが。2台持ちは意外とめんどくさいものです。
基本LINEでOKという方(学生さんに多いのかな?)には非常に得なことが多いのではないでしょうか。
また、お子様に持たせる携帯と考えると良いかもしれません。
過去に使っていたスマホに格安SIMを挿入して、連絡はLINEで という使い方をすると通信料も抑えられるかも。
そこで、毎月の通信料をみつつ、料金プランの変更をすれば、それほどお金はかからずすみそうですね!(手間はかかりそうですが・・・)
以上です。いかがでしたか?
格安SIMを使うにしても、使わないにしても、知っておくと話しのネタにもなるかもしれませんね!