ケイタのしゃべり場

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学校とか社会って”受け入れる器”が小さいよね

女子高生の妊娠&休学の話題を受けて

妊娠中の女子高生に府立高が「体育実技」要求…弁護士「憲法違反の可能性」

京都府立の全日制の高校が2015年11月、妊娠中の3年生の女子生徒(18)に対して、休学を勧め、卒業するには、体育の実技をすることを求めていたことがわかり、物議を醸している。 報道によると、昨年8月ごろ女子生徒の妊娠が発覚すると、高校側は11月ごろ、出産準備に専念するため休学するよう勧めた。その際、女子生徒に、体育の成績が「1」のため卒業できず、球技や持久走などの実技の補習が必要となると説明したという。 文部科学省は、妊娠と学業は両立できるという見解を示し、高校の対応を批判している。高校側は今後、女子生徒への対応を改める意向を示している。

年齢上では、男性は”18歳”、女性は”16歳”から結婚が可能です。なので、”女子高生”が妊娠や出産をすることは世の中的には問題はありません。

ただ、まだ”女子高生”なので、社会的に独立できているわけではないし、周りの人たちからの手助けは必要です。じゃないと生活は厳しい。もっと周りの人たちの理解が必要なんじゃないかな。

みんなで一緒に卒業したいという高校生の気持ち

一緒に入学して、同じときを過ごした仲間たち。「みんなで一緒に卒業したい」という気持ちはよくわかります。ここでの争点は『体育の成績が1』というところ。他の教科の履修に関しては言及されていません。「体育の実技の単位が足りない」ということだけのようです。

妊婦に実技の授業を履修させるというのは酷な問題。お腹の中の赤ちゃんに大きな影響を与えてしまいます。なので、実技に参加することは難しいかもしれません。でも、実技以外の授業内容に参加することはできるし、実技でも参加できる内容はあるんじゃないかなって。卓球の授業とか、体育館での軽度な運動とかね。補習でやってあげたらいいじゃんって思う。

「もともと、決まっている授業内容。他の人は全員やっているのにひとりだけ特別対応はできない」という考え方もわかります。特別対応を許してしまったら、「じゃあ僕も」っていう人増えそうですからね。そうなると収集つかない。

なので、妊娠・出産した場合の対応方法をあらかじめ定めておく必要があります。そうすれば、収集はつきます。

「妊娠したら学校は諦めろ」という考え方があるから社会に出ても妊娠・出産は増えない

結局、世の中の考え方が凝り固まってるから、妊娠・出産に踏み込めない女性が増えるんですよね。所得も増えない世の中だし、女性も働かないと家族の生活が守れない。だけど、働くことで妊娠・出産ができない。「子供ができたら仕事は諦めろ」っていう世の中だからね。

これだから、”産休””育休”が世の中に浸透しないし、制度があっても取りづらい。悪いことしているような感覚になっちゃう。ストレスもたまりますよね。何もいいことない。

もっと、世の中は変わらなきゃいけないと思うし、若い人たちのほうがよっぽどその点をわかっている。わかっていないのは、僕たち30代から上の世代。いつの時代も『あたり前』だと思っていた暗黙のルールは壊されてきた。

いまこそ、妊娠・出産に対しての偏見を壊すときがきたのではないだろうか、と僕は考える。