ベーシックインカムについて考える
スイスで導入を検討していた”ベーシックインカム”が否決へ
壮大な社会実験と言われてたベーシックインカム、反対8割で否決された。。→スイス、最低生活保障 否決へ:日本経済新聞https://t.co/Oy0bbn5r2g
— Takaya Shinozuka (@shinojapan) 2016年6月5日
世界が注目していた、スイスのベーシックインカム導入実験が否決されましたね。残念。世の中がどう移り変わっていくかみてみたかったけどなぁ。月27万円の支給じゃ少ないって?さすが、マックの時給が2000円の国ですね。
という冗談はさておき、今回のベーシックインカム導入にあたって、いろいろな方がコメントしていました。僕もベーシックインカムに関しては思うところがあるのでいろいろお話ししたいとおもますが、まずはコメントをみてみましょう。今日もイケハヤさんは元気です。
そもそもベーシックインカムって何?
ベーシックインカム(basic income)とは最低限所得保障の一種で、政府がすべての国民に対して最低限の生活を送るのに必要とされている額の現金を無条件で定期的に支給するという構想。 基礎所得保障、基本所得保障、最低生活保障、国民配当とも、また頭文字をとってBIともいう。
国民全員が生活保護を受けているような状態と思ってもらえれば問題ないかと思います。もしくは、すべての国民が年金もらっている状態。
なので、度運輸されると、年金も生活保護もなくなります。
公的なベーシップインカムはまだ早い!?
公的なベーシックインカムはまだ早いと思っていて、あと15年後くらいに導入するのがいいんじゃないかな。雇用が本格的に減少してからじゃないと、反発感情が大きくて可決されないだろうし。 — イケダハヤト (@IHayato) 2016年6月6日
まずは「民間レベルでベーシックインカムが支給される」のが、先だと思う。うちの会社も、スタッフにはベーシックインカム的にお金を渡していますし。うちの会社で生活の面倒は見るから、身体を大事にしつつ、創造的に仕事をしてください、という感じ。
— イケダハヤト (@IHayato) 2016年6月6日
今後、日本でも雇用の問題は出てきます。今ある仕事のほとんどがなくなることで雇用が一気に減少する。そして、仕事を求めて東京に人口が集中します。東京一極集中の時代です。東京は人があふれるので、住む場所もなくなります。結果、家賃も上がり、生活コストが高騰する。そうなると、生活保護の対象者が増える。自動的にベーシックインカム制度を導入せざるを得なくなるというわけです。日本、借金大国なのに、大丈夫か…?
民間企業がベーシックインカムを支払って、最低限の生活は保障するから創造的な仕事を楽しくしてくださいっていうのはいい制度ですね。で、その結果を企業に返していく。これは理想ですね。嫌な仕事を嫌々やる必要もなくなりますし。
一部地方ではベーシックインカムを導入しているところもある
また、「一部地方でベーシックインカムを支給する」という動きも先んじて出てくるでしょうね。地方は生活費安いので、財政負担少なく、生活保障ができる。岩手・遠野市は起業家限定でベーシックインカム支給していますね。 https://t.co/qmq1FikgcJ — イケダハヤト (@IHayato) 2016年6月6日
起業家限定で、活動を補助するベーシクインカム制度も始まっています。岩手県で飲食店とかいいかもしれないですね。
ちきりんさんもコメントしてます
「最低限の生活費がもらえるなら働かなくなる」人達に関しては、寧ろ働かない方が良いという考え方もあるんです。そのほうが機械化も進むし、その人達の仕事を守るために残っている規制もバシバシ撤廃できるから。 https://t.co/zoGvMfTEWD
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) 2016年6月6日
これは一理ある。雇用のために機械化しきれていない仕事はたくさんありますからね。例えば、自動車の定期点検なんかはこれに当てはまるんじゃないかな。今のご時世、センサーで自動車の不具合くらい簡単に見つけられる。けど、さすがにそれをやってしまうと、一気に人が必要なくなってしまう。だから人間の手で点検する状況を残しているんですよね。ガソリンスタンドだって今はほとんどセルフです。人が必要なくなってますよね。
「働かなくていいなら働かない」っていう人は、働かなくていいんです。それでいいんです。もらえるお金だけで生活すれば何の問題もない。
働きたい人は働けばいい
お金に関係なくバシバシ働きたい!という人だけが働き、嫌々働いてる人は働かずに消費だけして生きていけるってのは、ある意味、健全な社会だよね。嫌々働いてる人が一生働かないですむ社会に関しては、私も賛成です。 — ちきりん (@InsideCHIKIRIN) 2016年6月6日
「働きたくない人」が働いてるかどーかなんて、どーでもいいんです。そうではなく、「働きたい人」が、自由に、規制に邪魔されず働け、かつ、その成功の果実を(お金だけで無く尊敬も含め)きちんと得られるようにしてあげる。そこが大事ってこと。
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) 2016年6月6日
働きたい人が、自分のやりたいことを思いっきりやれる環境。これってすごく理想。今は「生活が…」とか守るものを考えちゃって自分おやりたいことに一歩踏み出せない世の中。だからストレスたまるし、うつにもなるんです。だから、やりたいことをやっている人を攻撃しちゃうんです。ストレスもうつも攻撃もなくなるなんて、みんなが幸せじゃん!
必要のない規制は取っ払っちゃおう!
まぁいまは嫌々働いてる人の雇用を守るために、規制がたくさん存在してたりするからな。それが問題なんだよね。雇用を守るってのは、生活保障の話だから、そもそも雇用は一つの手段にすぎないんたけど、それしかないと思い込んでたりする。 — 木下斉/HitoshiKinoshita (@shoutengai) 2016年6月6日
納税は消費税払ってくれればそれでいいです。そもそも今でも「嫌々働いてる人」が払ってる所得税なんてたいした額じない。&勤労が国民の義務だったのは「全員で働かないと食べていけない技術の進んでなかった時代」の話なので、もういいです https://t.co/rLNAQpUmYe
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) 2016年6月6日
私も会社勤めをしてた時代に比べると、今はせいぜい3分の1くらいしか働いてない。どれくらい働きたいかなんて、自分で自由に選べる社会が豊かな社会でごじゃるのよ。 — ちきりん (@InsideCHIKIRIN) 2016年6月6日
「昔は働きたくない人も、みんな毎日、しかも40年以上はたらかないといけなかったんですよね? なんか信じられないんですけど、そんなのエグくなかったっすか?」みたいに聞かれる「働きたいか、働きたくないか、どれくらい働きたいかを自由に決められる社会」が早く来ますように。
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) 2016年6月6日
働かない人が増えれば働きたい人の報酬は自然とあがる
働かない人が増えれば、働きたい人の報酬は上がるでしょうしね。希少性が高まるので。ベーシックインカムが実現したら、プロブロガーとかどんどん減るんじゃないかなw — イケダハヤト (@IHayato) 2016年6月6日
そうですよね。働きたい人のところにお金が集まるわけだから。これって、理想の最終形態ですよ。それに、ベーシックインカムがあるおかげで、チャレンジもしやすくなる。起業家が増えるんじゃないかな?
プロブロガーが減るんじゃないかってイケハヤさんはいってますが、僕はむしろ増えるんじゃないかなって思います。ベーシックインカムで最低限の生活は守られるので、思いっきりブログを書くことができるようになる。
僕は、ベーシックインカムを元手に、車とロードバイクを使って全国をフラフラしながらブログ書きたいです。そんな生活、面白すぎる。家にこもれないのは辛いから、何年も放浪とかは無理だけど。家大好きです。
田舎に来るとリアルに労働から脱却している人たちがいて、豊かだなぁ…と思わされる。お金を稼ぐのは、ひとつの手段ですからねぇ。ぼくはビジネス好きだから、しばらくはお金稼ぎますけど。
— イケダハヤト (@IHayato) 2016年6月6日
現実的なベーシックインカムの導入プロセスについて、議論しよう。 : まだ東京で消耗してるの? https://t.co/Ga0G6OSCWR pic.twitter.com/PpcinrHdSI — イケダハヤト (@IHayato) 2016年6月6日