『なんか記憶に残る…」 読み手の心に響く文章とは?
キレイにまとめない 情報はわかりにくいほうが頭に残る
こうやってブログを書いていると、『読んでいる人の記憶に残る文章ってどうやって書けばいいんだろう?』ってところにたどり着きます。
せっかく文章を書いているので、読んでくれた人の記憶に少しでも残りたいですよね。それが書き手の気持ちってもんです。でも、これがなかなか難しい。
で、考えたんですよ。どうしたら読み手の記憶に残るかって。
これ知りたくないですか?
そしたら、案外身近なところにあったんですよね。僕なりの答えが。
これが、読み手の心に残る文章の書き方だ!
小綺麗にまとまった文章は、読みやすいけど相手の心に残らない。
— ケイタ フジサワ (@keitafujisawa) 2016年4月4日
心に響くのは、多少言葉足らずでも感情で書いた文章。
感情で書いた文章は、よく意味がわからなくても、心にフレーズが残るよね。
分かりやすいところでいうと、歌の歌詞かな。
キレイにまとまっている文章は確かに読みやすい。でも、なんかまとまってしまっていると、記憶に残らない。読みやすいだけなんですよね。その点、感情で書いている文章は、読みにくい時もあるけど、心に残りやすい。その人の思考が直接訴えかけてくるような感覚です。
朝露に晴れて芽を出し
— ケイタ フジサワ (@keitafujisawa) 2016年4月4日
続きのわからない絵本がならぶ
たまらない あえない
想いが募る
誤魔化すのも疲れちゃった今日#植田真梨恵 #愛おしい今日
この歌詞からどんな情景が浮かびますか?想像してみてください。
きっと愛する人のことを思い浮かべたんじゃないかなと思います。
— ケイタ フジサワ (@keitafujisawa) 2016年4月4日
情景は詳しく書かれていないので、自分自身の状況にのせて脳内再生されたんじゃないかな?
響かせる文章って、詳しくこぎれいに書く必要なんてないんですよ。
読み手がどれだけ想像できるか、それで良いんです。
情報量が少なくても、しっかりと記憶に残るんです。むしろ抽象的なほうが良い。読み手や聞き手がイメージできる範囲が広くなるから。
リリースした文章は、それぞれの読み手が解釈すれば良い。
— ケイタ フジサワ (@keitafujisawa) 2016年4月4日
だから、書き手は、感情で文章を書いて、心に響かせる。どうしたら、相手の心に、記憶に残るか。そこに集中しよう。
歌詞を見ると、その答えがありますね。
言葉の解釈は、受け手が自由にすればいい。もちろん、こちらの伝えたい核の部分は外さないけど、そこさえ感じてもらえれば、あとは受け手の自由なんですよね。スペクタクルに想像してもらえればいいのかなって。
で、話を戻します。
— ケイタ フジサワ (@keitafujisawa) 2016年4月4日
朝露に晴れて芽を出し
続きのわからない絵本がならぶ
これだけ見ても、なんのことかよくわからないですよね。さっぱりピーマンです。
でも、そのあとに、
たまらない あえない 想いが募る
誤魔化すのも疲れちゃった今日
続くことで、抑えられない感情か伝わる。
前半部で、感情むき出し。
— ケイタ フジサワ (@keitafujisawa) 2016年4月4日
よく意味のわからない、言葉の羅列。でも、心に残るフレーズです。
よくわからないから、自分なりの解釈がうまれる。
これこそ、相手に響かせる文章の書き方の極意。
植田真梨恵から学ぶ、感情の揺さぶり方でした!
いまだにわかりません。『朝露に晴れて芽を出し 続きのわからない絵本が並ぶ』という言葉の意味。でも、心に残るのは間違いない。
どういう意味だろう?って考えますからね。それも、自分の状況に照らし合わせながら。
これが、心に響く文章の書き方ですね。音楽から、文章の書き方を学ぶのも面白いですね!