子供を叱るときになぜお母さんは敬語になるのだろう?
「もういいです。お母さんにも考えがありますからね!」
今日、スーパーの食品フロアをふらふらしていたときの出来事。どこかの家庭のお母さんが子供に対して怒っています。
「そうですか。自分のことしか考えられないなら、お母さんも自分のものしか買いませんからね!」
と子供を叱っていました。子供も、「ごめんなさい」と謝っていたのですが、なぜお母さんは丁寧語で怒っていたのでしょうか?
ふと、自分の親を思い出したときに、そういえば、母親って怒るとき丁寧語になってたなぁ、と。
昔、中学生の頃だったかな。夜遅くまで起きていたときのことです。母親が
「明日起きれなくなるからもう寝たほうがいいんじゃない?」
とはじめは普通に話しかけてきてたんですけど、
「うーん」みたいに生返事で流してたんですね。そしたら、
「もうお母さん寝ますからね!起きれなくても知りませんからね!」
えっ、急に丁寧な言葉で怒り出した!?なぜ!?ってなったことがあったなぁ。
他にも、急に丁寧な言葉で怒り出すことがあったなぁ、なんて思い出しました。これ、本当に謎です。なんで丁寧語?
お母さんが怒るとき、丁寧語になるのは意味があった
普段のタメ口で親しげに話す気も失せるほどウザい、馬鹿らしい、呆れた、突き放して距離あけたい、他人行儀にしておきたい場面では 男も女も職場でも夫婦間でもご近所トラブルでも、よくある光景ですね。
どうやら、「もうあなたのことは知りません。勝手にやってください」という三行半を叩きつけられた状態だってことです。
えっ、ちょっと生返事返しただけで?とも思いましたが、いままで溜まりに溜まったものが爆発したんですね。きっと。
いつでもそこにいるのが当たり前の家族、だと思っていると急に爆発する時がくるってことです。お母さんも。それだけ、いままでの言動・行動に怒りが溜まっていたというわけです。
どうしたら、回避できる?
これはもう、日々の感謝を伝え続けることが一番です。学校のお弁当を作ってくれた時も、それが当たり前とは思わないこと。「今日のお弁当おいしかったよ!いつもありがとね!」この一言がどれだけ嬉しいか。たまには家のことを手伝ってみませんか?「洗濯してみてわかったけど、洗って、干して、取り込んで、たたんで、って大変だね。これ毎日やってるってすごいよ。ありがとね」この一言でどれだけ救われるか。
こういう一言と感謝を積み上げていけば、急に丁寧語で怒られるってことあなくなりそうですね。
世の中の家庭のほとんどは、お母さんで成り立っています。お母さんを怒らせると後が怖い。お父さんだって怯えてます。
お母さんとの争いは、なるべく避けたいものですね。