小学校の教科書に学ぶ 文章の書き方
小学校の教科書って結構ためになることが書いてある
小学校の国語の教科書って、どんなことが書いてあったか思えていますか?どんな内容が載っていたか覚えていますか?
「ごんぎつね」とか「大造じいさんと雁」とか、そういう話は覚えていたりしますよね。なんとなく心に残っている。
でも、文章の合間に出てくる内容って、あまり覚えていませんよね。僕も、「どんなのがあったっけ?」って思い出しても、「討論会をしよう」みたいなのしか思い出せませんでした。
「せっかくだから、もう一度見てみよう」と小学校の教科書の内容を見てみると…あれ、結構ポイント掴んでる。
今日は、その中から『ずい筆を書こう』という内容を紹介します。文章を書く上で参考になることが多いかもしれませんよ!
ずい筆を書こう
【随筆を書くときのポイント】
- 体験した出来事を思い出し、題材を集める
- 体験した出来事と今の自分の考えを整理して書く
こ、これは…。小学生のときからブログの書き方を授業で習うわけですね。
そして、こんなことも書いてあります。
『ずい筆には、出来事などに対する書き手の感じ方や考え方が表れます。みなさんもずい筆をかいてみましょう』
そうなんです。これがポイントです。文章を書くとき、主張したい内容を訴えるときは自分の過去の経験と現状を踏まえて書く。書き手の気持ちがそこに乗るから、読み手も心を奮わす。音楽と一緒ですね。うーん、小学生のときに、習ったっけかなぁ。
では、ここから書き方のお話です。
題材を集めよう
これまでの体験を振り返り、印象に残っている出来事を思い出しましょう。次のようなことを手がかりに、連想したことをメモに書き出したり友達と話し合ったりしましょう。
- 大切にしているもの
- がんばったこと
- わすれられない言葉や人
- 好きな季節
- 心に残る色や音、におい、味、てざわりなど
ここで、『メモリーツリー』を使ったメモの書き方まで伝授してくれています。小学校の授業、あなどれない…。
ちなみに、メモリーツリーとはこんな感じのものです。
思い出した出来事の中から、随筆に書く題材を決めましょう。どんな出来事を体験したのか詳しく思い出し、その出来事を今の自分がどう捉えているのか考えましょう。
なるほど、そうか。そうやって文章を書けばいいんだ。「どうして家で勉強することが塾に通うよりいいのか」をもう一度メモリーツリーを使って書き出してみよう。
書く事柄を整理しよう
体験した出来事や、その出来事に対する今の自分の考えを整理して、メモに書き出しましょう。
ここで、また表にまとめています。
- 印象に残っている出来事
- 出来事の詳しい内容
- その出来事に対する今の自分の考え
この内容に沿って、アウトラインを考えます。これが、骨組みになるわけです。そして、膨らませる。
ずい筆を書こう
さぁ、ここまで準備したら、あとは書くだけです、想いを精一杯込めて書きましょう!
教科書では、自分が小学校に入学したときに抱えていた不安が、上級生(6年生)が優しく接してくれたことでどんどんなくなっていった、という過去の話。その経験をもとに、自分が6年生になったら同じように1年生に接してあげたい、という想いを書いた随筆が載っています。勉強になります。
そして、書いたら終わり、ではないです。それを周りの人にも読んでもらい感想を求める。
小学生の作文課題は、全部ブログにしたら?
冒頭で、「ブログの書き方」と言いましたが、本当にブログの書き方、楽しみ方と一緒でした。まぁ、それはそうだ。ブログって自分お思ったことを書くわけですから、随筆(エッセイ)なわけで。
で、思ったんですが、この流れで書くなら、作文の課題提出もブログにしてしまうっていうのはどうですか?教育委員のみなさん、これありだと思いますよ。
自分の考えを、もちろん名前を入れるのは問題かもしれないので、そこは匿名でもいいですが、ネット上にアップする。コメント欄は封鎖しましょう。心ない大人のコメントで、小学生は傷つきますから。
と、ここまで書いていて、ネットでのいじめ問題とかあるから無理だよな、と気付きました。
でも、小学生の子供達、せっかくこれを授業で勉強するんだから、ブログやってみるっていうのもいいんじゃないかな。広告出してみて。それで、収入が生まれるならなおさらお金に対しての認識も変わるだろうし。結構勉強になるんじゃないかな。
で、そこで発生した収入を使ってオンデマンドで勉強する。タブレット授業。うん、この流れいいな。
学校教育もいろんな可能性があるね!