痛天街SCRAP
痛天街SCRAPというマンガ
週刊少年ジャンプの2016年9号に読切で掲載されたマンガ 痛天街SCRAP(つうてんがいすくらっぷ)。
臼井彰一先生が描く『超痛快街角バトルコメディー』です。
内容は、よくある展開
マンガの内容は、
神も仏もいない荒れた街で、ひとりのピザ屋の少年が荒れた街の秩序を守る という内容です。
ジャンプらしい 『努力・友情・勝利』の3原則に沿った内容ですね。弱きものを助け、悪を倒すという話です。
まぁ、よくある物語なので、衝撃はあまりないのですが…。展開や笑いの取り方もベタなので、ワクワクする感はそんなになく、まぁ予想通りだなっている内容です。
「だったら、なぜ紹介するの?」
という話になると思いますが、このマンガを読んで、気になる言葉の使い方があったので。
みなさんは『悪餓鬼』と書いてなんと読みますか?
普通に読めば、 わるがき ですよね。でも、ジャンプにそんな当たり前の言葉は出て来ない。特に、こういったバトル系の読切では、何かと厨二病チックな表現が出てきますよね。
これが、また面白いんですよ。僕はこういうのが大好きです。
このマンガでは『悪餓鬼』を『グーフィー』と読んでいます。
グ、グーフィー!?そんな…グーフィーって悪餓鬼って意味だったのか…あいつ悪餓鬼だったのか…そんなわけないだろ…。
さぁ調べてみよう!
ということで、早速、『悪餓鬼』は『グーフィー』と読むのか。『グーフィー』とはどういう意味なのか。調べてみました。
グーフィー (Goofy) は、犬をモチーフとしたディズニーアニメのキャラクター。利き手は左。本名はグーフィー・グーフ (Goofy Goof) 。
なるほど。グーフィーって左利きだったんだ。えっ、左利き?スノボもグーフィーって、ここからきてるのかな?
ということで、こちらも調べてみました。
グーフィーはスノボだけではなく、一般の英会話でもよく使われる言葉で意味は「ちょっと変わった」「人と違う」「アヤシイ」「普通じゃないけど」って感じの意味です。 スノボが発達した米国西海岸のノリでは「ちょっと変わっててカッコイイ」って雰囲気があります。
なるほど。ちょっと変わった ということでグーフィーなんですね。右利きが多い中だと確かに左利きは珍しい。ちょっと変わったイメージです。そこからきているんですね。
なるほう、こういう言い回しですね?
ということは、『悪餓鬼』を『グーフィー』と呼ぶのは、善人からちょっと外れている悪人だから、ということでしょうか。
でも、この痛天街には、神も仏もいない。無法地帯で、こんな悪餓鬼だらけなんですよね。ということは、すでにグーフィーじゃないような…。
というのはおいといて、このマンガ設定がかなり凝っています。
設定、凝りすぎ感はある
アンラッキー・セブンというグーフィーが昔は街を牛耳っていたらしく、その7人は、各々が各曜日に悪さをしていたらしいですが、本編にはマンデーとサンデーのみの登場。これは、連載を狙った伏線でしょうけど、読切の中にいろんな情報が入り込んでいて分かりにくい。しかもメインの街が痛天街ということで、この狭い範囲で今後7人全員登場するの?敵としても出てきそうだよね。忍空みたいに。
でもまぁ、グーフィーって言葉の意味がわかったので、僕は満足です。
みなさんも、読む機会があったら、ぜひグーフィーに注目してみてください。