仕事ができる人の『最後の5分』とは?
記憶は続かない
人間は忘れる生き物です。その時に聞いた話をどれだけ覚えていられるかというと、20分後には58%。1時間後には44%。1日経つと26%、そして3日後には21%の記憶しか残りません。
これは、『エビングハウスの忘却曲線』でも有名で、実験によって検証された結果です。
なら、どうすればいいの?
人は、ずっと記憶していくのは難しい。では、どうすればいいのか。
それは、すごく簡単なことで、『復習』すればいいのです。
そのためには、話の内容を必ずメモすること。もし先輩や上司がメモを取らずにフランクに打ち合わせしていたとしても、新人のあなたは、必ずメモを取ってください。
先輩や上司は、仕事の経験があります。仕事の進め方がわかっています。でも、新人のあなたには経験がありません。それなのに、同じようにメモを取らないと、「何をすれば良いか」また「どうやったら良いか」がわからなくなります。
まずは、『必ずメモを取る』を心がけてください。どんなに些細なことでもメモを取ることが大事です。
メモを取る それだけでいいの?
でも、メモを取るだけでは、仕事になりません。
では、仕事のできる人は、メモを取った後何をするのでしょうか?
それが、『仕事の最後の5分』です。打ち合わせが終わった後、必ずメモを確認し、復習する。そして、会議の内容を思い出す。
そして、仕事の進め方をさらに書き出す。「この案件はどうしたらいいか」「そのためには何をまずすべきか」を書き出していきます。
これで終わりではありません。
そして、すり合わせる
それを、打ち合わせした先輩・上司に持っていきましょう。そして聞きましょう。「先ほどの打ち合わせの内容に関してですが、このようにすすめて大丈夫でしょうか?」と。
その進め方で間違っていなければ、大丈夫。間違っているのであれば、上司と正しい進め方をすり合わせすることができます。
これが仕事のできる人の行動です。
では、失敗する人の行動は?
まずメモを取らない。そうすると20分後には打ち合わせの内容をほとんど忘れています。
上司に、「さっきの内容まとめておいてね」と言われても、できません。なんとか記憶を振り絞り、つくったまとめも
「これ、違くない?」「話聞いてた?」と言われてしまいます。
概要だけうまくまとめられたとしても、次に襲いかかってくる問題は、
「仕事の進め方が違うよ?今まで何してたの?」と言われます。
ここから、軌道修正するようでは遅いですよね。これだと上司も
「わかった。後はやっておくから」となってしまいます。
ということは…そうです。もうこの仕事には関われなくなりますね。
こうして、チャンスを失っていくわけです。
何は無くとも まずはメモ
新人の時は、まずは、仕事を覆えることが大事です。覚えるためには、千お会い・上司に聞くことが一番の近道です。
そのときにメモがなくて、何をきいていいのかわからない…。とならなように、メモを取る習慣を心がけましょう。そして、メモをまとめるところまでを仕事として捉えてみましょう。
これを実践するだけで、成果は変わってきます。
まずはメモを取る。新人じゃなくても、「最近メモとらなくなったな…」と感じている方は、一度初心に戻ってメモから始めてみませんか?
この内容は、こちらの本を参考に、書いています。 よろしければどうぞ!