負けても怒らない
▪️負けることは悔しい
負けることで「悔しい」と思うことは当たり前のことです。その悔しさがまた次頑張ろうと思える原動力になります。
悔しいと思う気持ち、次はもっと頑張って勝てるようになりたい、と思う向上心が人を育てます。
それは、遊びでもゲームでも仕事でも同じことです。
悔しいと思う気持ちはとても大切なのです。
▪️今の自分の実力をしろう
「今回は運がなかっただけだ」
「絶対に、俺の方が強い」
「あいつはズルしたに違いない。絶対そうだ」
負けたことを認めたくない。相手より劣っていることを認めたくない。その気持ちもわかります。
でも、ちょっと立ち止まって考えてみましょう。感情にまかせて起こったとして、その後に残るものはなんでしょうか?周りの人はどう思うでしょうか?
そのときは、いいかもしれません。でも、きっと次頑張ろうってきっもちにはなれないんじゃないかな。
それに、言い訳ばかりが増えていって …。いつも何かのせいにして終わってしまうようになってしまうのではないでしょうか。
それに、周りの人から見たら、
「あいつ、自分の負けを認められないし、相手のことも認められないし、カッコ悪い」
って思われてしまうかもしれません。
それでは、誰も幸せになれないですよね。
▪️負けを認められない大人
自分の負けを認められない。相手の勝ちを認めて賞賛することが出来ない。そんな大人が増えている気がします。
常に自分が優位に立っていたい。自分より優れている人を認められない。
それでは、自分自身の成長も望めません。
人は、負けることから学ぶことがあるのです。
人は、自分より優れている人から学ぶことがあるのです。
そのことをわかって、負けを受け入れられたら。相手を受け入れられたら。
そこから、あなたの成長が始まります。
▪️優れている人から学ぼう
自分を理解して、相手を受け入れることが出来たら、次にすることは相手から学ぶことです。
なぜ、自分は相手に負けたのか。相手の優れている点は何か。そして、その中でも自分が相手より得意な部分はどこか。
分析します。徹底的に分析します。
その後、相手の優れている点を吸収するために反復練習します。
ゲームなら、相手の攻略法をまねてみる。それを繰り返し、自分のものにする。
スポーツなら、相手の戦略をまねる。それを繰り返し練習する。
そこに、自分の方をはめてみる。これまた反復です。
すると、どうでしょう。
相手の方に自分を乗せることで、さらに良いものが出来ました。
これで、もうその相手には負けません。
でも、さらに優れている人はいます。そこからも学び続けるのです。そうやって、世の中の成功者と呼ばれる人は、圧倒的な成果を出しているんです。
▪️はじめから優れている人なんていない
世の中の成功者だって、はじめは負けて負けて。
そして、相手を研究して。強くなっています。
根底にあるのは、「勝つ」ことではなく「負けない」こと。
常にポジティブではなく、最悪のケースを想定して、そうならないように、学び成長しているのです。
成功者には共通点があります。
それは、奇抜な才能でも、圧倒的なひらめきでもありません。
優れている人を認め、その人の知識・技能を学び、自分に撮り込んている。これだけです。
圧倒的な努力をしているのです。
▪️大切なことは
あなたが、最善を尽くしたか。
そして、これからも最善を尽くし続けることができるか。
これが大切なことです。
相手を認め、賛辞を送り、自分も同じステージに立てるように。
子どものうちから、このマインドを身につけていくことが、これからの社会を生き抜く上で大切なことなのではないでしょうか。
目まぐるしいほどのスピードで変わっていく現代を生き抜く大人になるために。
大切なルールは子どもの頃から身に付けたい。
親子で一緒にルールの確認。
マンガで読みやすく、理解しやすい。
素敵な一冊です。