中学校の部活動について考える
▪️1週間あたりの部活動の活動日数は?
中学校の部活動の活動日数は、全国平均で
- 6日:40%
- 5日:20%
- 7日:15%
上位はこのような割合になっています。
6日 と 7日 を合わせると55%。ここ最近5年で5%ほど増加しています。
週に6日、部活動があるということは、平日5日は毎日、そして土日のどちらかは部活動があるということでしょうか。もしくは、平日に1日休みがあって、土日は毎日活動しているということでしょうか。
▪️テスト前の部活動の活動状況は?
ほとんどの地域、学校では1週間前から部活動が停止になるようです。地域によっては3日前からということもあるようです。
ただ、ここも学校・部活によって様々で、テスト前でも何かしらの活動を行うケースはあるようです。
ん?こんなに部活ばかりやっていて、勉強は大丈夫なの?文武両道できてる?
と疑問が湧いたのですが、どうやら、「部活の停止期間が長ければ勉強をする時間も増え、成績が上がる」というわけではないようです。
普段から、塾通いの生徒さんもいるようで、部活の停止期間が3日前でも勉強している生徒さんは結果を残しています。
ここに関しては、生徒さん個々のやる気と積み上げてきた財産がものをいうようです。というと身も蓋もないですが…。
▪️でも、さすがに年末年始は休みでしょ?
そうは問屋が卸しません。
年末年始と言えど、部活動に熱心な学校・顧問の先生の場合、休みは大晦日と正月だけというケースもあるみたいです。
Twitterでは、「元旦から部活ってどういうことなんだよ」というツイートも見受けられるくらいです。
部活動に本気で取り組んでいて、将来はその道のプロを目指す という生徒さんにとっては、ありがたい環境なのかもしれませんが、普通の生徒さんにとっては、苦痛かもしれません。特に、1年生の生徒さんは先輩が活動しているのに休むわけにもいきません。生徒さんの家族も、年末年始の予定が立てられず困っているのではないでしょうか。
生徒さんの生の声を聞いたアンケートでも
「決まった期間に休みが欲しい」
という声が上がっています。そうですよね、休みたいですよね。
顧問の先生は、そんなに部活動熱心なんですか?
▪️実は先生も休みたい!?
顧問の先生は、部活に全力。「休みなんていらねーぜ!部活やんぞ!」
って感じなのかと思ったら…。
実は、先生だって休みたいんです。
そりゃ年末年始2日間の休みじゃ辛いですよね。ならなんで部活動の予定を?
と疑問が浮かびました。だって、部活動の予定決めているのは顧問お先生でしょ?
実は、部活の顧問にも種類があります。
正顧問の先生が、「やるぞ」と決めたら、副顧問の先生もついていくわけです。そうなると、本当は休みたくてもなかなか言い出せないですよね。だって、正顧問が頑張ってるんだもん。
自分の意見を言える先生なら、
「いや、さすがに2日間は生徒にもご家庭にも負担が大きいので年末は29日まで。年始は3日か4日からにしましょう」って言えるんだろうけど…。
▪️そもそも、部活動の顧問っていつ休んでるの?
年末年始に焦点を当てて話していましたが、よくよく考えると…
- 平日1日休みで土日は部活動
- 週7日部活
って、先生休みないですよね?あれ、公務員って週休2日制じゃ…
そうなんです。実は、学校の先生って休みがないんです。運動部の顧問だと、年間で50日休んでないんじゃないかな。
制度の整っている地域だと、顧問のシフト制じゃいですけど、交代しながらというのもできるようですが、現実は先生フル稼働です。結構過酷です。
▪️部活動は週5日までというルールを作ろう
平日は4日まで。土日はどちらかは休みにする。
というルールを全国で統一してしまえば、みんな幸せになれるんじゃないかな。
大会とかもさ、土日のどちらかでできるようにしてさ。大会期間を伸ばそうよ。長期休みの時は、学校がないから、そこは別物として考えて、地域で統一。
さすがに、中学の生徒と先生、酷使しすぎだと。
私の所感なので、問題なければ、それでいいのですが。もし、辛いと感じている生徒・先生が多いなら。特に先生は、自分の意思で顧問を辞められないからね。
教育に力をかけている政治家の方、ぜひ、教育の現場を救ってください。