お手伝いをしよう
▪️お手伝いは学力向上の近道
子どもにとってのお手伝いとは、
- 掃除
- 洗濯
- お買い物
など様々です。
でも、なぜお手伝いが学力向上につながるのでしょうか?
それは、時間の使い方にヒントがありました。
限られた時間の中で、掃除・洗濯・お買い物を済ます。
学校から帰ってきてから夕食の時間まで の時間を考えると、ゆっくりお手伝いしている暇はありません。
まず、何から手をつけるべきか を考える練習になるのです。
まず洗濯機を回して、その間にお買い物を済ます。帰ってきたら、買ってきたものをおうちの人に渡して、掃除。掃除が終わったら、洗濯物を干す。
といった具合に、段取りをつける必要があります。
その後、
買い物に使える時間はどれくらい?
掃除にかける時間は?
洗濯物を干す時間は?
といったように、時間配分を考えます。
何度もやっているうちに、効率の良いお手伝いの仕方が身につきます。
自分で頭を使って行動すること。そして、仕事の効率を考える。
なかなか仕事が上手くいかない大人は、この作業ができません。
頭の良い人って、何事も効率よく、段取りを決めて行動する人が多いですよね。
そう。
子どものうちからお手伝いをすることで、学力向上が見込めるのです。
▪️兄弟の世話、ペットの世話も大人になるための大切なお手伝い
兄弟の世話やペットの世話をすることで、将来自分が親になった時の練習ができるわけです。
仕事に就いた時の部下育成の練習になるわけです。
世話は、自分勝手にできるものではありません。
相手が何を考えているのか、何を求めているのか、を常に考える必要があります。
兄弟ならまだ会話が通じるので、何を求めているのか聞くことができます。でも、ペットとなるとそうはいきません。言葉は通じないし、何を考えているのかわからない。
だからこそ、状況に応じて行動する力が身につくのです。
子どものうちから積極的に兄弟・ペットの世話をするようにしましょう。
▪️お手伝いをしない子どもは、筋道を立てて考えるのが苦手?
ここまで、お手伝いをすることで得られるメリットを話してきました。
では、お手伝いをしない子どもは、どんな子が多いのでしょう?
絶対 とは言いません。お手伝いをしなくても、筋道を立てて行動できる子どもはいます。
でも、やはり普段からおうちの人任せの生活をしているので、自分から計画することが苦手な子どもは多いように感じます。なかなか自立して行動できません。
例えば、学校行事。班行動をする際に、意見を求められても、
「なんでもいいよ。決めて」
とか
「とりあえず、その時その時で決めればよくない?」
というケースが目立ちます。
他にも、自分が決めていない・人任せになっているのに
「ほら、失敗したじゃん。それ無理だと思ったんだよね」
と否定的なことだけを言うというケースも目立ちます。
自分で考えて行動していないので、そこに改善をかけることができないのです。
今、社会にも、そういった大人が増えています。
さすがに、そんな大人には育てたくないよね。
▪️社会で活躍できる大人になるために
私たち大人が、子どもたちにしてあげられる一番のことは、
『子どもが、自分で考えて物事を解決できる大人に成長できる 手助け をすること』だと思うんです。
結局、 お手伝い って大人になってもするんです。子どもがおうちの人を手伝うように、大人も子どもが成長できるように手伝う んです。
その手助けができる大人になるために、子どもの頃からお手伝いができるように。
私たち大人がお手伝いの大切さを、伝えていかなきゃいけないね。
子どもと読みたい。
大人になって忘れかけていた大切な気持ち。
ルールとは何のために存在するのか。
もう一度、思い出しませんか?
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